事実婚の多いタイ
タイも日本と同じく、入籍といったシステムを導入しています。
国が認める正式な夫婦になるためには、入籍をしなければなりません。
しかし、タイではこういった入籍に関して独自の文化があります。
結論から言うと、事実婚が多いのです。
これでも、タイ人の当事者、家族、知人などは二人を結婚しているもの、とみなし祝福します。
日本人の感覚からいうと信じられない部分もあるかもしれません。
タイ人の場合、結婚の「形式」にはあまりこだわらないのです。
その反面、結婚の「慣習」についてはある程度従順です。
例えば結納金。男性側から女性側に送るのは日本とも変わりませんが、この金額については、一般的に「美人である、格式高い家の生れである、学歴が高い」などの要素があると一般的な相場よりも高い結納金がもらえます。
事実婚の場合でも、女性側の家庭に男性が婿養子のような形で入るケースが多く、稀にこの結納金の額について文句を言ってくる女性側の両親もいるくらいです。